腐女子解体新書

腐女子による腐女子のための腐女子考察

サブカル腐女子

自分は、ちょうどエヴァが世間を席巻していた頃、学生だったせいもあり、いわゆるエヴァ世代の人間ですが、当時一緒にでてきたサブカルブームの洗礼も受けていたりするので、純粋なオタクや腐女子とはものの考え方や感じ方、価値観がかなりずれているのは自覚してます。

加えて、非常に長い間、隠れオタクとして生活していたので、一般人に擬態するのが得意ですし、オタクだと気づかれたことは今までに一度もありません。
その意味でも、普通の腐女子とは違うかもしれません。

それを前提に話を進めます。
今でこそサブカルというだけで失笑される印象がありますが、サブカルという単語にまといつくイメージが悪いだけで、サブカルチャーそのものはいいものがたくさんあると自分は思っています。もっと言えば、オタクコンテンツにも同じことが言えて、市場に出た時の出どころでオタクとサブカルに分けられているにすぎないと思っています。
メジャーカルチャーの対義語として用いられるサブカルチャーですが、自分はメジャーだとかマイナーだとかは関係なく、メジャーでもよいものはよく、マイナーでもダメなものはダメと判断してきました。これはオタクコンテンツも同様です。
評価の基準は人気のあるなしではなく、また口コミでもなく、すべて自分の目で見て、判断を下すようにしています。

腐女子の中には、キャラのスペックや美醜にこだわる傾向の人がいますが、自分はありません。
市井の人々が主人公でも作品は十分面白くなります。
肝心なのはスペックや美醜ではなく、キャラ立ちではないかと思っています。今までに好きになったキャラはすべて、嫌というほどキャラ立ちしているキャラばかりでした。

ですから、キャラを好きになるのに人気は関係ありません。人気があったから好きになったことはないです。偶然、好きになったキャラが人気キャラだったということはありましたが、自分以外にもたくさんの人が魅力を感じてくれているんだなと思う程度でした。
その逆に人気のないキャラを好きになることも多かったわけですが、供給は少ないものの、サブカル奴の特徴として「これのよさがわかるのは自分だけ」「よさがわかる自分カッケー」というのがありますので、それで補完すれば済みます。
好きな理由は個人で変わってくると思いますし、その中にはもちろん人気があったから好きになった人もいるでしょう。何が正しいといったことを明示したいわけではなく、人気のあるなしに振り回されるのは損ですよと言いたいだけです。

二次元である以上、キャラ達とは決して接触できないから、おのおののイメージや解釈が存在する。同じキャラを好きでも、意見が食い違うことはままあります。
これについてはキャラ解釈やスペック改変含め、ヘイト創作についても話を絡めて後日論じる予定です。