腐女子解体新書

腐女子による腐女子のための腐女子考察

坊主憎けりゃ袈裟まで憎し

ずいぶん前から匿名腐女子の愚痴アカウントや、嫌腐女子botを観察しているのですが、前者は身近な腐女子に向けた個人攻撃および悪口で、後者は腐女子が嫌われる理由を某所から抜粋してツイートしています。
自分は腐女子歴が長いけれど、「腐女子が好きか」と聞かれたら、どのコミュニティに属してても、いい人もいれば悪い人もいるように「どちらとも言えない、うんこみたいな人もいれば、いい人もいる」と答えるのが妥当な気がします。

ただし、他の同世代の一般女性と比べると、幼稚性や非常識さ、身だしなみや自身のメンテナンスに無頓着な人が多いこと、逆に年相応でない、またはTPOをわきまえない人が多く、故に一般社会に混じると変な意味で目立ってしまっている人が多いのも事実です。
化粧についても「男に媚びるからしない」という腐女子がいますが、それは本人だけの都合で、化粧のもつ本来の役割は周囲の人に不快感を与えないための最低限の身だしなみであり、人のためにするものであることを理解していない感じがします。

思い入れやこだわりが強く、他を許さないほど排他的な側面がある割に、それについて論理的な説明ができない人が多いのも特徴です。攻撃的なのに、信念や信条のもとで行動しているのかと思えば、それに対する洞察や認識が薄く、議論ができない。これだと、どの論客にも馬鹿にされるのは仕方ないのではと思ってしまいます。

腐女子の攻撃性については、つねづね思っているのが「分別」を知らないこと。論理的思考が欠けているせいか「仮想敵」も対象がはっきりとせず、手当たり次第にdisってる人をよく見かけます。
例えばABというカプが地雷だとしましょう。地雷になる理由は、人によって様々ですが、その大半が「読んでみたが合わなかった」もしくは「推しカプ以外の別担カプ」という理由ではないかと思われます。
自分の腐趣味は、嫌い=無関心なので地雷と呼べるほど毛嫌いするものはないのですが、得手ではないという意味では上記の理由であることがほとんどです。
言ってしまえば「想像しにくい」「ピンとこない」「萌えない」。これだけの理由です。

で、「合わなかった」ことで地雷になった場合、正確には「作者さんの作品だけが地雷」になるはずなのにカプ全体を敵視し、そのカプの描き手すべてを攻撃する人がとても多い。
そこをはき違えないようABの作品が好きな人と話は合わないだろう。でも、人として悪人かどうかは分からない。
自分が読んだABが合わなかっただけで、ABというカプ自体には何の罪もない。

自分は常にこうした線引きと分別をするように心がけていますし、これをするだけで腐女子の互いの潰しあいや叩き合いは減るのではないかと思います。