腐女子解体新書

腐女子による腐女子のための腐女子考察

腐女子の女性性否定論について

今日、話題になったのが「どうしてやおいが好きなのか?ホモじゃなきゃダメなのか」ってことでした。私もこの質問ぶつけられたら相手を納得させられるような回答ができる自信はありません。

考えてみれば、本当にどうしてなんだろう。昔にその手の分析論を読んだこともあるけど、どれも納得いかなかったなあ。
そういうやおい論の中によく書かれていたのが「女性性の否定」みたいなことでした。確かに私はリア厨の時にやおいにはまった時はNLが一時期、全部ダメになったこともありました。

しかし、年をとったらノマカプも好きにもなったし、何より「女性性の否定」という考え方は思春期の時こそ、そういう時期があったとしても大人になってからも尚、そういう考え方を引きずるっていうのはなかったわけです。

その意味において、その理論は無理があると思ったし、実際、大きくなってからもホモ好きは変わらなかったし、むしろストライクゾーンは広がったりしたわけで。でも、大概がそういう理屈で少女は腐に走る、みたいなこじつけが嫌だなあと思ったりもしたのでした。

セラムンウテナの監督の幾原さんが昔に「中性的な男性が女性の間で人気を博すようになったのはほぼ世界で同時多発的に起こった」と言っていて、日本では70年代の24年組、海外ではデビッド・ボウイとかが化粧して、女装してステージに立つようになった。

アメリカの二次創作にやおいが登場したのもほぼ同じ時期だった。
つまり、「やおい」的なものの出現は決して日本に限ったことではなかった、言ってました。そうやって考えると、女性のホモ好きってのは「女性性の否定」とかではないとやっぱり思うのです。

ここでは「やおい」(あくまで女性向け)のものについて書いたのですけど、ゲイものはまた別物と思っているので。あくまで虹とかのやおいやBLです。